初心者向け麻雀ルール講座！役・点数計算・ゲームの流れを分かりやすく解説

「麻雀を始めてみたいけど、ルールが難しそう…」と思っていませんか？

実は、麻雀の基本ルールをしっかり押さえれば、初心者でもすぐにプレイできるようになります。

本記事では、麻雀のルール・役・点数計算・ゲームの流れを初心者向けにわかりやすく解説 します。

これから麻雀を覚えたい方や、ルールを再確認したい方はぜひ参考にしてください！

麻雀の基本ルールを最初に押さえよう

麻雀は4人で対戦するテーブルゲームで、決められたルールのもと、手牌（てはい） を揃えて役を作ります。

最終的に最も高い得点を獲得したプレイヤーが勝者となります。

運だけでなく戦略や読み合いも重要な要素となるため、初心者でも少しずつ学ぶことで上達できます。

まずは、麻雀の基本ルールを理解しましょう。

麻雀とは？基本ルールの概要

麻雀は136枚（または144枚）の麻雀牌（マージャンパイ） を使って遊ぶゲームです。

基本的に4人でプレイし、プレイヤーは「親」と「子」に分かれます。

ゲームは東場（とうば）・南場（なんば） という2つのラウンドで進行します。

各プレイヤーは順番に牌を引いて捨てながら、決められた役を作る ことを目指します。

また、各プレイヤーが最初に受け取る牌（配牌：はいぱい）の中から、最適な役を狙いながらゲームを進めます。

使用する牌とその役割

麻雀で使用する牌は、大きく分けて3種類あります。

【数牌（すうはい）】
1～9までの数字が書かれた牌で、3つの種類があります。

• 萬子（マンズ） → 「一萬、二萬、三萬…」
• 筒子（ピンズ） → 「一筒、二筒、三筒…」
• 索子（ソーズ） → 「一索、二索、三索…」

【字牌（じはい）】
文字が書かれた牌で、役に影響を与えるものです。

• 風牌（ふうはい） → 東・南・西・北
• 三元牌（さんげんぱい） → 白・發・中

【赤ドラ】
一部のルールで使用される特殊な牌です。

• 5萬・5筒・5索のうち、赤色の牌が「赤ドラ」

字牌は特に役の構成に影響を与えやすく、初心者でも使いやすい牌です。

ゲームの目的と勝利条件

麻雀の目的は、決められたルールに従って手牌を揃え、役を完成させて「上がる」ことです。

ゲームの流れは以下のようになります。

1. 各プレイヤーが牌を配られ（配牌）、最初の手を確認する。
2. ツモ（自分で牌を引く） と 打牌（いらない牌を捨てる） を繰り返す。
3. 役を揃えたプレイヤーが「上がり」となり、得点を計算する。

最終的に、対局終了時に最も多くの点数を持っているプレイヤーが勝ちとなります。

麻雀のゲームの流れを理解しよう

麻雀のゲームは、配牌から始まり、順番に牌を引いて捨てながら役を作り、上がりを目指す という流れで進みます。

初心者がスムーズにプレイできるように、基本的な流れを解説します。

配牌からツモ・捨て牌の流れ

ゲームは「親（おや）」から始まり、時計回りの順番で進行します。

1. 配牌（はいぱい） を行い、各プレイヤーに13枚の牌が配られる。
2. 親が最初のツモ（牌を引くこと）を行い、手牌を14枚にする。
3. いらない牌を1枚捨てる（打牌：だはい）。
4. 次のプレイヤーが同様にツモ・打牌を行う。
5. 役を完成させたら「ロン」または「ツモ」で上がりとなる。

これを流局（誰も上がれない状態）になるまで繰り返し、最後に点数を計算します。

ポン・チー・カンの役割と使い方

麻雀では、他のプレイヤーの捨て牌を利用して役を作ることができます。

これを「鳴く（なく）」といい、ポン・チー・カン の3種類があります。

【ポン】

• 同じ牌を3枚揃える（例：三萬・三萬・三萬）。
• 誰かが捨てた牌を使って成立できる。

【チー】

• 数牌の連続した形を作る（例：三筒・四筒・五筒）。
• 自分の左隣 のプレイヤーの捨て牌しか利用できない。

【カン】

• 同じ牌を4枚揃える（例：白・白・白・白）。
• 「暗カン」「大明カン」「小明カン」の3種類がある。

「鳴く」ことで手を進めやすくなりますが、リーチができなくなる デメリットもあるため、初心者は慎重に使いましょう。

上がりの形と流局のルール

上がるためには、以下の基本形を作る必要があります。

1. メンツ（順子・刻子） を4組揃える（例：二萬・三萬・四萬）。
2. 雀頭（じゃんとう） を1組作る（例：発・発）。

また、上がり方には2つの方法があります。

【ロン】

• 他のプレイヤーが捨てた牌で上がる方法。
• 「フリテン（自分の捨てた牌ではロンできない）」に注意。

【ツモ】

• 自分で引いた牌で上がる方法。
• すべてのプレイヤーが点数を支払う。

もし誰も上がらずに牌が尽きた場合は「流局（りゅうきょく）」となります。

この場合、テンパイしているプレイヤーに点数が入る「テンパイ料」が発生します。

初心者が覚えるべき麻雀の役一覧

麻雀では、役がなければ上がることができません。

そのため、基本的な役を覚えることがとても重要です。

ここでは、初心者が最初に覚えるべき役を紹介します。

1翻役から役満までの紹介

麻雀の役は、得点の低いものから高いものまでさまざまな種類があります。

役の強さは「翻（はん）」という単位で表され、翻数が多いほど高得点になります。

【1翻役（最も基本的な役）】

• リーチ（立直）：門前でテンパイし、「リーチ」と宣言する。
• タンヤオ（断么九）：2～8の数牌だけで手を作る。
• ピンフ（平和）：全て順子で構成し、リーチをかける。
• 役牌（ヤクハイ）：場風牌・自風牌・三元牌の刻子を作る。

【2翻役（少し難しい役）】

• ダブルリーチ：1巡目にリーチをかける。
• 一盃口（イーペーコー）：同じ順子を2つ作る。
• 三色同順（サンショクドウジュン）：萬子・筒子・索子で同じ順子を作る。

【役満（最高得点の役）】

• 国士無双（コクシムソウ）：1・9牌と字牌を1枚ずつ集め、どれか1枚を2枚にする。
• 大三元（ダイサンゲン）：白・發・中の刻子をすべて揃える。
• 四暗刻（スーアンコウ）：門前で4つの刻子を揃える。

初心者が最初に覚えるべき役

初心者は、まずは1翻役 を覚えればOKです。

おすすめの役は以下の3つです。

【リーチ】

• ただテンパイするだけで成立する、最も簡単な役。
• 門前（鳴かない）でテンパイすればリーチできる。

【タンヤオ】

• 2～8の数牌だけで構成すれば成立する。
• 鳴いてもOKなので、初心者でも作りやすい。

【役牌】

• 東・南・西・北、白・發・中の刻子を作るだけ。
• シンプルで覚えやすい役。

点数計算が簡単な役の選び方

初心者は、点数計算がしやすい役を優先して狙うのがおすすめです。

【初心者向けの点数計算が簡単な役】

• リーチ + ツモ（30符1翻 → 1000点）
• タンヤオ + ピンフ（40符2翻 → 2000点）
• 役牌 + ドラ（30符2翻 → 2000点）

「リーチをかけてツモる」「役牌を鳴いて作る」など、シンプルな戦術を意識しましょう。

麻雀の点数計算をシンプルに解説

麻雀では、役を作るだけでなく、点数計算も重要 です。

しかし、初心者にとって点数計算は難しく感じることが多いでしょう。

ここでは、簡単な計算方法 を解説します。

符計算とは？初心者向けの簡単な計算方法

点数計算では、符（ふ） という単位を使います。

符は、手牌の形やアガリ方によって決まる点数の基準 です。

【基本的な符の計算】

• メンゼンロン（鳴かずにロン）：30符
• ツモ（自分でツモアガリ）：20符 or 30符
• 刻子（同じ牌3枚）：2符 or 4符（字牌なら8符）
• 暗刻（鳴かない刻子）：4符 or 8符（字牌なら16符）
• 雀頭（2枚の組）：役牌なら2符追加

初心者は、まず「30符固定で計算する」と覚えると簡単です。

点数の決まり方（親と子の違い）

麻雀では、親と子で点数が異なります。

【子の基本点数】

• 30符1翻 → 1000点（ツモなら親1500点・子500点ずつ）
• 40符2翻 → 2000点（ツモなら親3000点・子1000点ずつ）
• 満貫（まんがん） → 8000点（ツモなら親4000点・子2000点ずつ）

【親の基本点数】

• 30符1翻 → 1500点（ツモなら500点ずつ3人から）
• 満貫 → 12000点（ツモなら4000点ずつ3人から）

親の方が、上がったときに得られる点数が多い という特徴があります。

よくある点数計算の例

初心者がよく使う点数計算の例を紹介します。

【例1】

• リーチ・ツモ・ピンフ（30符2翻）
• 子なら2000点（親3000点）

【例2】

• リーチ・ツモ・ドラ1（40符3翻）
• 子なら3900点（親5800点）

【例3】

• 役牌・ドラ3（40符4翻）
• 子なら7700点（親11600点）

最初はすべて覚えなくても、よく使う点数から慣れていきましょう。

初心者が覚えておくべき麻雀の戦略とコツ

麻雀は運だけでなく、戦略が重要なゲーム です。

初心者でも少し意識するだけで、勝率を上げることができます。

ここでは、安全な打ち方・ミスを防ぐ方法・上達のコツ を解説します。

安全な打ち方とリスク管理

麻雀では、相手に振り込まないようにリスク管理 が大切です。

【安全に打つための基本】

• 場に捨てられている牌を確認する（危険牌を避ける）。
• リーチがかかったら、安牌（あんぱい）を切る（安全な牌を捨てる）。
• 字牌は序盤に捨てると安全（中盤以降は危険）。

リスク管理を意識するだけで、無駄な失点を減らすことができます。

初心者がやりがちなミスとその対策

初心者は、以下のようなミスをしがちです。

【よくあるミスと対策】

• ミス①：役を作らずに進めてしまう
  → 事前に狙う役を決めておく（リーチ・タンヤオなど）。
• ミス②：ドラばかり意識して手が進まない
  → 役がないと上がれないので、まずは役を優先。
• ミス③：リーチ後に待ちが悪いことに気づく
  → リーチ前にしっかり待ちを確認する。

上達のための練習方法

麻雀が強くなるためには、実践経験が大切 です。

【おすすめの練習方法】

• 麻雀アプリでCPU戦をプレイする（基本を学ぶ）。
• オンライン麻雀で実戦を重ねる（対人戦に慣れる）。
• 役や点数計算の練習をする（覚えながらプレイする）。

最初は負けても問題ありません。

続けていくうちに、自然と戦略が身についていきます。

よくある質問

麻雀を始める際に、多くの初心者が疑問に思うポイントをまとめました。

Q1. 麻雀は初心者でもすぐにプレイできますか？

A. はい、基本的なルールを覚えればすぐにプレイできます。
最初は役をすべて覚える必要はなく、リーチ・タンヤオ・役牌 など簡単な役から学ぶとスムーズです。

Q2. 麻雀のルールを簡単に覚えるコツは？

A. 実際にプレイしながら覚えるのが一番の近道 です。
麻雀アプリやオンライン対戦を活用し、プレイしながらルールに慣れていきましょう。

Q3. 点数計算が難しくて覚えられません…

A. 最初は30符固定で計算する など、シンプルな方法で覚えると楽になります。
また、点数早見表を活用すると、慣れるまでの負担を減らせます。

Q4. どの役から覚えればいいですか？

A. リーチ・タンヤオ・役牌 の3つがおすすめです。
これらの役は簡単に作れる上に、実戦でもよく使う ので、初心者向けです。

Q5. 牌効率って何ですか？

A. より早くテンパイ（上がりの一歩手前）を目指すための手作りの考え方 です。
例えば、手の中に「三萬・四萬」がある場合、「二萬」や「五萬」が来ると順子が完成します。
不要な牌を早めに捨て、テンパイしやすい形を作ることが重要です。

まとめ

麻雀は、ルールを理解すれば初心者でも楽しめるゲーム です。

• 基本ルール を押さえ、牌の種類やゲームの目的を理解する。
• ゲームの流れ を把握し、ツモ・捨て牌・鳴きの動きを覚える。
• 初心者向けの役 を中心に学び、まずはリーチやタンヤオを狙う。
• 点数計算はシンプルに考え、30符固定の計算から慣れていく。
• リスク管理を意識しながらプレイすることで、振り込みを減らす。

最初は覚えることが多く感じるかもしれませんが、実践を重ねることで自然と身につきます。

オンライン麻雀やアプリを活用して、楽しく練習しながら上達していきましょう！